介護職員初任者研修の資格は、在宅や施設で介護をするための基本的な知識を身につけていることを証明できる資格です。一般的な資格試験とは異なり、資格取得の試験を受ける前に講座を受講し、全講座を修了することが必要になります。
介護職員初任者研修の資格を取得すると生活介助だけでなく身体介護ができるようになるため、仕事の選択肢が増え介護職でより広いジャンルから仕事選びが可能になります。施設での介護はもちろん、訪問介護分野でも条件の良い仕事を探しやすくなるでしょう。
事業所や施設によっても異なりますが、介護職員初任者研修の資格を持っていると資格手当がつき給料がアップするというメリットがあります。職探しをする時は、応募する施設で介護職員初任者研修の資格手当が付くかどうか事前に確認しておきましょう。
介護職員初任者研修の資格を取得すると安全に介護業務を行うための基本知識が身に付くので、責任を持って仕事に励めるのがメリットです。演習などを通して実践的な知識が身につけられるので、未経験であっても自信をもって業務に挑むことができるでしょう。
介護職員初任者研修の資格の受験資格は、特に定められていません。ただし、基本的に講座を受け修了した後に資格試験に合格して取得するという形になるので、通学もしくは通信教育で講座を受講する必要があります。年齢や性別、国籍に関係なく受けられますが、講座は日本語で行われるのが前提であるため、日本語が理解できることが条件となります。
介護職員初任者研修の資格を取得するための講座は、合計すると130時間となります。カリキュラムは厚生労働省の指針に従って作成されており、机上で学ぶだけでなく実習も行います。カリキュラムはそれぞれの学校や講座によって若干異なるため、自分に合ったカリキュラムの学校や講座で学ぶのがよいでしょう。通信講座だけで修了することはできず、必ず実習を受講しなければなりません。
介護職員初任者研修の資格は、仕事だけでなく高齢の家族のサポートや介護に活かすことも可能です。
介護職員初任者研修は介護職員必須の資格ではないため、取得しなくても介護職に就くことは可能です。